毎日台所で使う食器用スポンジ。意外と汚れているってご存知でしたか? なんとトイレより最近が多いという報告もあるようです。今回は食器用スポンジの扱いについて調べてみました。
食器用スポンジはトイレブラシよりも汚い!
台所のスポンジは家の中で1番汚いそうです。細菌数はなんと便座の20万倍以上。最近の研究では、11平方インチあたり1000万個の細菌が台所スポンジから、検出されています。
食器洗い用スポンジも湿ったまま置いてあることが多く、細菌の繁殖に好条件。水・栄養・温度と最近が繁殖する条件が揃っているため、最近にとっては天国のような場所なのです。
細菌の中には「カンピロバクター」をはじめ、末梢神経が冒され最悪死に至る病「ギラン・バレー症候群」を発症させるものもあります。そして、これらの菌はごく普通にスポンジに付着しています。
除菌・抗菌を信用し過ぎない
スポンジには汚れが付きやすく、乾燥しにくいので、繁殖しやいて場所です。食器を洗う時にスポンジ除菌のできる台所用洗剤を使っているからそれだけで安心ということにはなりません
JIS規格(日本工業規格)によると、「抗菌」とは「製品の表面における細菌の増殖を抑制するもの」という定義がされています。「抗菌」という表示のあるグッズは、あくまでも表面の菌の増殖を抑えるものであり、菌を寄せ付けるのを防いだり、スポンジの中に含んだ菌までは抑えられません。
食器用スポンジは交換時期は?
新品のスポンジにはほとんどバクテリアは付着していませんが通常の使用を2~3週間続けた後は、家中で一番汚いものになります。
食器用スポンジを1ヶ月使用すると繊維が切れ始め 水分や栄養素が溜まりやすくなります。1ヶ月に2~4回、交換するのがオススメです。
食器用スポンジの菌を増やさない工夫
スポンジ類に細菌が繁殖しないようにする為にはしっかり乾燥させることが重要です。徹底した乾燥をする為に、スポンジを2セット用意し、1日交代で使用しましょう
乾燥が大切
使用後のスポンジは、洗剤をしっかり洗い流して、ぎゅーっと強く絞って、水気を切ってください。食器用スポンジを選ぶ時、衛生面を考えると乾きの早いメッシュタイプの物や、食品のカスがスポンジに入らないメッシュをかぶせたものなどが良いようです。
塩素系漂白剤につける
キッチンハイター等の塩素系漂白剤をうすめた液につけ置きして、除菌します。時間は2分程度で。つけ置き後はよくすすいで水気を切り、日当りの良いところで十分に乾かしてください。
熱を利用して除菌
食器用スポンジを10分間煮沸して実験を行ったところ、細菌は0個になったそうです。しかし煮沸しすぎてしまうとスポンジが傷みますから、熱湯をかけるのがオススメ! 熱湯をかけるだけでも十分に除菌することが出来ます。
食中毒を防ぐために……
いかがでしょうか? 食中毒の多くは家庭の台所から発生していると言われています。食器用スポンジに住み着く細菌には要注意。マメな除菌と乾燥で食器用スポンジに巣食う菌の繁殖を抑えてくださいね。
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