夏のレジャーと言うと、真っ先に思いつくのが海やプールと言った水遊び。
ポイント
しかし水難事故の半分は6月から8月にかけて発生していると言われています。
また、感染症も気になるところ。そこで今回は子どもプールに行く時に気をつけたいことについてお届けします。
プールに行く時に気をつけたいこと
目次


プールでの事故や感染症はちょっとした心掛けで防ぐ事が出来きます。大人がしっかり理解した上で、お子さんを守ってあげてください。
プールに入る前には準備体操をする
ポイント
学校ではキッチリとしている準備体操ですが、家族で遊びにいくと恥ずかしさもあってか、そのまま飛び込んでしまう人が多いようです。
午前中は身体がかたく、怪我をする可能性が高いと言われています。
プールに入る前の準備体操は大人が率先して行ってください。
飛び込み事故に注意する
たとえ見た目に深そうなプールでも、自分が思ったよりも深く飛び込んでしまって、頭を強打する事故とが毎年起こっています。
プールが浅い場合もありますし、何よりも周りにいる人にぶつかる危険がありますの。
飛び込みは基本的にNG。飛び込みをしたい時は飛び込み専用のプールで行ってください。
子どもから目を離さない
子どもが小さいうちは神経質に目を配るものですが、小学生くらいになると、つい目を離してしまいがち。
注意ポイント
子どもは足が立つところでも溺れます。
人目の多い小学校のプールでさえ死亡事故は起こります。
人の多いレジャー的なプールでも細心の注意を払って、お子さんを見守ってください。
プールサイドを走らない
プールサイドで走って転んで流血……と言うケースは意外と多いそうす。
お子さんのテンションが上がって、走りそうになった場合は落ち着いた声で静止してあげてください。
酒気帯びで泳がない
特にビール好きなお父さん!
ポイント
自分は大丈夫だと思っていてもアルコールが入った状態で泳ぐのは危険です。アルコールが入ると血圧も心拍数も通常とは異なる状態になります。
泳ぎたいならノンアルコールで我慢しましょう。水の事故に合うのは子どもだけではありません。
プール内の循環口へ近づかない
ポイント
かつて、プールの底や壁にある循環口に身体を引き込まれて、おぼれてしまうという事故がありました。
プール側も対策をしていると思いますが念の為に循環口には絶対に近づかないでください。
潜水はしない
ポイント
人から見て溺れているのかどうか紛らわしいので潜水はしない方が無難です。
また潜水をやめたいと思っても、人が多くて思うように動けない場合があるので危険です。
熱中症に注意する
プールで遊んでいる時は「冷たいから熱中症にならない」と思ってしまいがちですが、プールでも熱中症にはかかります。
ポイント
水の中でも動いていれば汗はかきます。
水の中にいると「汗をかいている」と言う自覚を持てないため、水分補給が疎かになりがちです。
長時間、水で遊ぶのは避け、プールサイドで休憩しながら水分補給をしてください。
屋外プールの場合、着用可能であれば麦わら帽子等をかぶって遊ぶのも熱中症対策には有効です。
プールで気をつけたい感染症
アタマジラミ
- アタマジラミは水を介しての感染は考え難いのですが、更衣室のロッカーやタオル、クシなどの共用は感染の機会になるのでNG。
- プールがはじまってから秋頃まではアタマジラミの最盛期です。
流行性結膜炎
- 流行性結膜炎は眼球の表面を覆う角膜にも炎症が及ぶので、角結膜炎とも呼ばれます。
- アデノウイルスが原因。接触による感染症です。
- 遊泳後のうがいや洗顔、タオル類を貸し借りしないことで予防します。
プール熱(咽頭結膜熱)
- プール熱(咽頭結膜熱)はアデノウイルスによっておきる感染症です。
- 発熱、のどのはれや痛み、結膜炎などの症状が出ます。
- 遊泳後のうがいや洗顔、タオル類を貸し借りしないことで予防します。
みずいぼ(伝染性軟属腫)
- みずいぼ(伝染性軟属腫)はポックスウイルスによっておきる感染症です。
- 白っぽい光沢を帯びた1から10ミリの半球状のイボが出来ます。接触により感染します。
- タオル類の貸し借りを避け、プールから上がったら、十分にシャワーを浴びるようにすることで予防します。
アポロ病(急性出血性結膜炎)
- アポロ病(急性出血性結膜炎)はエンテロウイルスによっておきる感染症です。
- 結膜や眼けんの充血、腫脹のほかに、白眼の部分に出血が起こりやすいのが特徴。
- 重症に見えますが、視力障害などの後遺症を残すことはほとんどないといわれています。
- 遊泳後のうがいや洗顔、タオル類を貸し借りしないことで予防します。

ポイント
- プールが上がったら、シャワーを浴びる(目を洗う)
- クシ、ブラシ、タオルの貸し借りはしない
流石に大人はタオルの貸し借り等の心配はありませんが、問題なのは子ども。子供同士って意外とタオルなブラシの貸し借りをしてしまいがちです。
徹底させるのは難しいかも知れませんが、お子さんに普段から言い聞かせておくだけでも感染症予防になります。
プールを思い切り楽しむために
プールは夏の思い出の楽しい1ページになると同時に、様々な事故や病気の可能性のあるレジャーです。
水の事故や感染症は心掛け1つで防ぐ事が出来ます。
事故や感染症に気をつけて、思い切りプールを楽しんでくださいね。
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