梅雨から夏にかけてゲリラ豪雨が多くなってきます。
突然、冠水に見舞われてしまったら誰でもパニックに陥ってしまうかと思います。
数年前も冠水で車が水没し、運転手が車に閉じ込められた事が確認されています。
幸い警察官が運転手を救出していて怪我人等はいなかったようですが、もし車を運転している時に道路が冠水してしまったらどうしたら良いのでしょうか?
道路が冠水した時の対処法
冠水しやすい場所
谷間や低地、交差道路のアンダーパスのような低くなっている場所は要注意。
雨水が急激に集中してアッっと言う間に冠水する事があります。
私自身、冠水現場を見た事がありますが電車の線路の真下を潜るためにV字型に土地が低くなっているタイプの道路でした。
冠水しやすい場所を把握する
国土交通省によると、冠水する可能性のある道路は東京23区内で80カ所。東京都内で合計115カ所と発表てしいます。(21年7月30日)
ポイント
地域によって冠水しやすいポイントは違っきますから「道路冠水箇所マップ 都道府名」で検索して、よく使う道路周辺で冠水しやすい場所を把握しておきましょう。
道路が冠水したらどうなるか
もし冠水した道路を走ると車はどうなるのでしょうか?
JAFが行ったスタントマンによる冠水道路の走行実験では車のドアより上部の60cm程度の冠水で走行できるかという動画を公開しています。
セダンでもSUV車でも10m~数十mで走行停止。エンジンに水が入り止まっています。車高が高くても、スピードがゆっくりでも、ドアから水が入るような高さまで浸かるような冠水道路では車が止まってしまう危険があります。
ポイント
もし道路が冠水していると分かったら、たとえ「面倒くさいなぁ」と思ったとしても侵入しないで回り道をしてください。
道路が冠水してしまった場合
国道など大きな道路は豪雨時は通行止めとなって通れないことになりますが、細い道で目前に道路冠水があったときには自分で対処しなければならなくなります。
注意ポイント
- もし車が水没したらドアが開くうちに避難してください。
- 水圧等でドアが開かなくなってしまった場合は窓から脱出してください。
たとえ現状でゆっくり走っても走りきれるとは限りません。「走っているから大丈夫だろう」と過信は禁物です。
速度を上げて走行すると、巻き上げる水量が増え、エンジンが止まりやすくなります。
エンジンに水が入れば止まってしまいます。「マフラーに水が入る水深かどうか」を基準にすると良いでしょう。
油断は禁物です!
冠水した道路で車が動かなくなってしまった人の話によると「本当にアッっと言う間でした」とのこと。
もし、道路が冠水してしまった、すみやかに身の安全を確保してください。
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