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入院中や介護施設で過ごす家族との年末年始の過ごし方

病院 生活
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1年が過ぎるのって本当にアッっと言う間ですね。

歳を重ねるにつれて季節行事に疎くなりがちですが、それでもお正月はやって来ます。

小さい子ども達や若い世代にとって年末年始はお正月よりもクリスマスの方が盛り上がるように思いますが、クリスマスよりもお正月の方が気合の入る方も多いかと思います。

特に高齢の方の場合、お正月に特別な物を感じる傾向にあるようです。

年末年始の過ごし方

神社

「お正月は家族揃って過ごすもの」と言う考え方は素敵だな…と思うのですが、ご家族の中に入院中の方がいたり、介護施設で過ごしている時はどうしたら良いのでしょうか?

「外出するなんて、とんでもない!」と言う状態の場合は悩む必要はないのですが、ご本人の状態によっては「お正月くらい家に帰ってきてもらった方がいいんじゃないかな?」と思ってしまう方が多いかと思います。

実際、病院でも介護施設でも年末年始は家帰ることを推奨されます。

介護職員の数が手薄になる長期休暇は「家で過ごせる人は家で過ごして欲しい」と言う側面もあるようです。

また、ご本人が帰宅を熱望されるケースも少なくありません。そうなると「帰ってこないで」とは言えないんですよね。

家で過ごすのが最良なのか?

「実のところ1泊と言っても家で介護する自信がないのよね…」と感じている方もおられるかと思います。

中には「お正月くらい家に帰してあげないの?」と言う周囲から無言のプレッシャーがあったりして「帰ってきて欲しくないなんて思うのは冷たいのかな?」と思い詰めてしまう方も少なくありません。

ただし、ご本人の状態によっては年末年始を家で過ごすのが最良の方法…とは言えないケースもあるのです。

病院や介護施設は至れり尽くせり

ずっと介護施設で暮らしていると介護施設の快適さが当たり前のことのように思えてしまうのですが、一般家庭で介護施設のような快適な状況を作るのは不可能です。

介護施設はどこもかしこも適温に設定されていますし、あちこちに手すりがあったり、車椅子で移動出来たりと高齢者の方が快適に過ごせるように設計されています。

介護しない人は「たった一泊だし」とか「一泊くらい」なんて言い方をするかも知れませんが、たった一泊の一時帰宅で怪我をしたり、病気になったりする可能性があります。

もしメインに介護する介護家族が「自信がない」「私には無理かも」と思う場合、家族の方には申し訳ないですが、病院や介護施設で年末年始をすごしてもらう事をオススメします。

「お正月くらい家で過ごさせてあげれば良いのに」なんて言葉を口にする人は、自分が介護しないから言えるのです。

介護施設で年末年始を過ごす場合

介護施設で年末年始を過ごすとしても新年をお祝いする事は可能です。

食事の持ち込みがOKなら、お昼時に手製のおせち料理を持参しても良いですし、外に連れ出して外食してもいいかと思います。

近年は元旦から営業しているお店が多いですから、近くの神社に軽くお参りをして、ちょっとした外食をして施設に戻っても良いのではないでしょうか?

また、多くの介護施設では入所者に楽しい年末年始を過ごしてもらえるように年末年始らしい配慮をしてくれるかと思います。

これはご本人の性格によっても変わってきのますが、過ごし慣れた場所で仲間と年末年始を迎える方が楽しい場合だってあるのです。

年末年始、一時帰宅する場合

もし年末年始に介護施設から家族が一時帰宅する場合、メインで介護にあたる方は、どうか普段通りの年末年始を過ごそうだなんて思わないでください。

食べることは極力手を抜いてください。手づくりなんてしなくても、買ってきたもので充分です。掃除なんてなくても生きていけます。

介護施設で暮らしている家族が帰宅するとなると、その間の負担は予想以上に大きくなります。

頑張り過ぎてイライラするよりも、全力で手を抜いて家族が笑顔で過ごせるようにして戴きたいと思います。

正解も不正解もありません

介護施設で暮らしている家族がどこで年末年始を過ごすのがベストなのか?

この問題に正解も不正解もありません。個人的にはメインに介護される方の判断が全てだと考えます。

ご家族が介護施設で年末年始を迎えてもらう事になったとしても「自分は冷たい人間じゃないか?」などと気に病まないで戴きたいと思います。

どうか気持ち良く年末年始をお過ごしくださいね。

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