レギュラーガソリンの価格は昨年末以降、ずっと上昇が続いていますが、ガソリンの値段って、地味に家計に響いていませんか? 石油情報センターでは「原油価格は下落しており、今後は横ばいで推移するのではないか」とさりていますが、世界的な需要増、円安にも支えられ日本国内でのガソリン高値はしばらく続くという見方もあるようです。今日は少しでもガソリンの使用を減らすために、自動車の燃費の向上について調べてみました。
ガソリン代を節約しよう!
目次
馬鹿にしてはいけないのです
国立研究所のデータによると「個人差で3割、同一人物でも道路状況などにより2割程度の燃費の変動あり」ということが発表されています。ガソリン代が2割~3割ダウンするとなると、随分家計が助かります。
アクセルに気をつけて
普通の発進より少し緩やかに発進する(最初の5秒で時速20キロが目安です)だけで11%程度燃費が改善するようです。
必要ないのにアクセルをむやみに踏み込んだり離したりする運転は燃料の消費が増えてしまいます。アクセルは「ゆるく」が基本。
急発進、急加速などは、ガソリンを大量に消費するだけでなく、エンジンや車体にも大きな負担がかかり、車の寿命までも縮めてしまいます。
アイドリング注意!
駐車時は長時間アイドリングせずに、エンジンを切りましょう。2リッタークラスのクルマでは10分間のアイドリングで約150㏄のガソリンを消費します。
「再始動させる方がガソリンを消費するのでは?」と思いがちですが、最近のクルマはコンピューターの制御もきめ細かく、再始動で使うガソリンはアイドリングの約5秒分。面倒に思っても、荷物の積み下ろしなど安全に支障がない駐車時はこまめにエンジンを止める方が経済的です。
ブレーキは適切に
停止位置が分かったら、早めにアクセルから足を離して、エンジンブレーキで減速しましょう。信号待ちしそうなとき、後続車が居ないことを確認したら、極力速度を下げて可能な限り止る時間を少なくします・
アクセルを離した状態でも車は減速しながら前に進みますので、それを利用する事で無駄な減速を防ぎます。ただし、後続車がいる場合には迷惑がかかる場合もありますので注意が必要です。
一定速度で走中にブレーキランプを点滅させる人がいますが、速度調整はアクセルで行いましょう。むやみにブレーキは踏まないでください。
とにかく重量を軽くする
トランクの荷物を整理してみてください。トランクを倉庫代わりにキャンプ道具などを積みっぱなしにしていませんか? トランクに荷物を積んだままにしていると、車が重くなり、燃費が悪くなってしまいます。
車重が増えると加速、ブレーキ、燃費、ハンドリングなど、全てに悪影響。余計な物は減らしてとにかく軽くしてください。
満タン給油をやめる
40リットルのガソリンがはいるタンクの場合、半分の量で済ませれば20リットル分は軽くなります。市街地ばかり走るような車なら、満タンにしなくても、ガソリンスタンドは見つけやすいのですから、問題ありませんよね。
タイヤの空気圧にも気をつけて
タイヤの空気圧は50kpa(0.5kgf/cm2)不足すると燃費効果が市街地で2%。郊外で約4%ほど悪くなります。空気圧は月1度位のペースで確認しておかないと、放置していれば、空気が抜けて簡単に規定値よりも低くなっていきます。
混雑した道を避ける
渋滞や混雑した道では、加速減速の繰り返しが多く、信号待ちも長いので、どうしても燃費が悪化してしまいます。道のり的には遠回りになっても、信号の数が少ない道を選んだ方が、結果的にはガソリン消費量は少なく出来ることも。
エンジンオイルは定期的に交換
燃費の向上を第一に考えるのであれば、費用対効果が高いと思われるのがエンジンオイルの交換です。劣化したエンジンオイルの使用はエンジンの寿命を短くしてしまいます。
走行距離5000km~6000kmくらいが交換時期なのだとか。
まとめ
いかがでしょうか? 今回、ご紹介した事は本当に「ちょっとした事」ばかりです。すでに実践されている方も多いかと思います。「たかが」とは言うものの、ちよっとずつが積み重なると大きな単位になってしまいます。燃費向上のための参考にしていただけると嬉しく思います。
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