お葬式に参列すると祖供養や会葬礼状と共に「清めの塩」が入っているる事があります。
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清めの塩は身体を清めるために使うものです。映画やドラマなど見ていると、年配の女性が「ああ。汚らわしい。塩まいておこう」などと言いながら、玄関先に塩をまいている場面をご覧になった事があるかと思います。
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しかし「塩をまく」という知識はあっても、正しい使い方は知らない方が多いのではないでしょうか?
今回は清めの塩の正しい使い方方についてお届けします。
清めの塩の使い方
清めの塩って粗供養の付いてくるのが一般的ですが、入っていない時もありますよね?
そもそも「清めの塩」の塩って何?
[st-cmemo fontawesome=”fa-exclamation-circle” iconcolor=”#ef5350″ bgcolor=”#ffebee” color=”#000000″ iconsize=”100″]「清めの塩」は本来、神道で使われる儀式です。[/st-cmemo]
神道の場合「死」は穢れとして考えられているため、穢れを祓うために塩で身体浄めます。
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仏教の場合、死は穢れとして扱われないため、本来は清めの塩は必要ないとされています。特に浄土真宗は死を穢れとして扱うことに否定的で清めの塩に反対の立場をとっているため、浄土真宗の葬儀では清めの塩は配らない事があります。
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また神道で死は穢れとされていますが実は清めの塩では祓うのは故人の霊ではありません。
清めの塩は人の死によって寄り付いてくる邪気を祓うためのもので、神道が死をタブーとしている訳ではありません。
清めの塩の正しいまき方
清めの塩は帰宅して玄関をまたぐ前に行います。
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家の玄関に入って靴を脱ぐ前に玄関のタタキで行う方もおられますが「玄関をまたぐ前に行う」のが正しい方法です。
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塩りまきかたですが「なんとなく身体にまけばいい」と言う訳ではありません。
正しくは「胸、背中、足元」の順番で身体の3箇所にふりかけます。
ひとつまみ程度をふりかけて手で払います。一人暮らしの場合は自分で行いますが、家族がいる場合は家族にまいてもらいましょう。
塩をまく以外の「お清め」
葬儀では「清めの塩」意外にもお清めの意味を込めて行うものがあります。例えば「食事」もお清めにあたります。
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通夜の後に「通夜振る舞い」が行われますが地方によっては「お清め」と呼ぶ場合もありますす。食事は親族が亡くなったことで落ち込んだ気持ちを回復させたり、邪気を祓うとされています。
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また通夜の席でお酒が振る舞われるのも「清め」の1つです。酒にも邪気を祓う力があるとされているからです。
清めの塩は必要かどうか?
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清めの塩は「絶対にしなければならない」という物ばありません。宗教、宗派によっても考え方は変わってきます。気にならないのではあれば、しなくても大丈夫です。
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しかし反対に清めの塩が祖供養等に入っていなかったとしても、気になる場合は家にある塩で清めの塩をおこなってください。
清めの塩を使うか、使わないかについてはご自身の判断で決めると良いかと思います。
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