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神式のお葬式のマナー

葬祭
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みなさんは神式のお葬式に参列された事はありますか?

日本のお葬式は90%以上が仏教式だと言われています。そのため神式のお葬式については知らない方が多いかと思います。

しかし地方によっては「この辺り一体は、ほぼ全世帯神式のお葬式です」なんてところもあったりします。今回は神式のお葬式に参列する時のマナーについてお届けします。

神式のお葬式のマナー

疑問

お香典について

お香典の金額は一般的なマナーに従ってください。

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香典袋には薄墨で『ご霊前』か『御玉串料』と書きます。

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香典袋は一般的な物で良いのですが、無地の熨斗袋に白黒や双白、もしくは双銀の水引きのものなどを使います。

仏教思想に関係する「蓮の花」の絵が入っている物は避けてください。

服装・数珠について

葬儀の服装

神式の葬儀の服装は一般的な喪服でかまいません。

[st-mybox title=”注意ポイント” fontawesome=”fa-exclamation-circle” color=”#ef5350″ bordercolor=”#ef9a9a” bgcolor=”#ffebee” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold”]

数珠は持たないでください

神式の葬儀で数珠は使用しません。

儀式の時、間違っても手に持つことのないよう気をつけてください

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参考

[st-label label=”服装” bgcolor=”#FBC02D” color=”#FFFFFF”][st-card id=121 ]

ご遺族への挨拶について

注意

神道では死は悔やんだり悲しんだりするものではなく、喜ばしいものと捉えるられています。

仏教用語や悲しみの意味を持つ哀悼を表す事はしません。「冥福」や「成仏」「供養」などという言葉は仏教用語です。神式の葬儀では使わないでください。ご挨拶の時は下記の言葉を覚えてください。

[st-midasibox title=”遺族のご挨拶” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold”]

  • 御霊(みたま)のご平安をお祈りいたします
  • 拝礼(はいれい)させていただきます
  • このたびは突然のことでございました
  • お知らせをいただき、ありがとうございました

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神式葬儀の流れ

死を悼む

1.手水の儀(ちょうずのぎ)
葬儀のはじめに手や口を清める儀式です。

2.参列者着席
席次にしたがい、参列者全員が着席します。

3.斎主(神官)入場
斎主が入場するため、一礼して迎えます。

4.開会の辞

5.修祓の儀(しゅうばつのぎ)
修祓の儀では参列者は全員起立し、頭を深く下げてすべての物を清らかにするお祓いを受けます。

6.献饌(けんせん)・奉幣(ほうへい)の儀
その後、食物や水といった供物を捧げる献饌・奉幣の儀があります。

7.祝詞(のりと)奏上
斎主が祭壇前で故人の略歴や人柄を盛り込んだ言葉を唱えます。 参列者は深く頭を下げてこれを聴きます。

8.誄詞(るいし・しのびことば)
故人の生前の功績を讃え、守護神となって見守り続けてくれることを祈ります。

9.斎主拝礼
斎主が拝礼し、一同がこれに従って拝礼します。

10.弔辞拝受・弔電紹介

11.玉串奉奠(たまぐしほうてん)

12.撤饌(てつせん)・撤幣(てつへい)の儀
献饌(けんせん)・奉幣(ほうへい)の儀で神前に捧げていた供物を下げます。

13.斎主退出
参列者が一礼します。

14.遺族代表挨拶
喪主または遺族代表が参列者に挨拶をします。

15.閉会の辞

16告別式開会の辞

17.一般会葬者の玉串奉奠

18.告別式閉会の辞

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一般の参列者がする儀式は「手水の儀」と「玉串奉奠」です。
この2つの順序について詳しく説明します。

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手水の儀(ちょうずのぎ)

  • 神式葬儀では、葬儀のはじめに手や口を清めるために手水の儀を行います。
  • 儀式は斎主(神官)・副斎主・祭員・喪主・遺族・近親者の順番で行われます。

手水の儀の手順

  1. ひしゃくを右手に持ち水をくんで、左手に3分の1ほどかける。
  2. ひしゃくを持ち替えて右手に水を3分の1ほどかける。
  3. 水を左手に受け、口をゆすいで清める。
  4. 懐紙(二つ折りの和紙)が渡されるので、口元や手を拭く。
  • 前の方の様子を見ながら真似をすれば失敗することはありません。
  • 左、右、と手を洗い、左で水をすくって口をすすぎます。
  • 「左・右・左」と覚えてください。

玉串奉奠(たまぐしほうてん) 仏教式で言うところの焼香

玉串奉奠(玉串奉奠)は仏教のお葬式で言うところの焼香のようなものです。

神式のお葬式に初めて参列される場合は少し戸惑ってしまうかも知れませんが

玉串奉奠の手順

  1. 玉身を清めるために玉串と呼ばれる榊(さかき)の枝葉を祭壇にお供えします。
  2. こ自分の順番がきたら次の人に軽く会釈。遺族・神官の順番に一礼。
  3. 玉串の根元を右手で上からかぶせるように置き左手で枝先を下から支えるようにして受け取る。
  4. 玉串を胸の高さまで持ち上げ右手に持っている玉串の根元を引いて玉串を縦にします。
  5. 次に左手を根元にし、右手を枝先に持ち替えます。
  6. 玉串を右回りに回転させ、根元が祭壇の方向へ向くように置きます。
  7. 少し下がり、遺影に向かって深く2礼。音をたてずに2回拍手。
  8. もう一度深く礼をして後ろに下がり、神官と遺族に一礼します。
  • 玉串奉奠の順序には手間取ってしまうかも知れませんが、神社のお参りの基本「二礼二拍手一礼」の通り、遺影に二礼二拍手。御遺族に一礼はキッチリなさってください。
  • 拍手をする時は音を立てないように気をつけてください。

お悔やみの気持ちが大切です

もし、葬儀当日に作法が分からなければ、前の人を見て、その通りに行えば大丈夫です。

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慣れない動作に戸惑うかとは思いますが落ち着いて行ってください。仏教式の葬儀しか知らない人にとっては緊張するかとは思いますが、亡くなった方に祈りを捧げる気持ちは同じです。

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[st-midasibox title=”押さえておきたいポイント” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold”]

  • 数珠を持たない
  • 仏教用語を口にしない

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仏教用語は意外と身体に染みつているものなので、くれぐれもご注意ください。

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