先日、親戚の法事に行ってきました。最近は年忌ごとにキッチリ法事をするご家庭が少なくっているようですが、それでも地域によっては、年忌ごとの法事を大切にしますよね。

昔は法事と言うと「女は立ち働き、男がダラダラと宴会に興じる」なんてご家庭も多かったようですが、最近は仕出しを利用したり、法事後の後の会食を外食で済ませる方も増えています。
それこそ「一昔前」からすると、法事の時の女性の負担は軽くなっているように思います。(もちろん地域によって、まだまだ大変なところがあるのは承知しています)
メモ
頭の固い男性からすると「法事なんてお経聞いて、飲み食いするだけだから大した負担じゃないだろ?」って言われそうですが、そもそも親戚に気を使って飲み食いするだけでも疲れますよね。
今回は「法事に招かれた時」の法事疲れの対処と対処についてお届けます。
法事疲れの予防と対処
法事に行って夕方に帰宅すると「ぐったり疲れて何もしたくない…」なんて事になっちゃいませんか?

「お経聞いて飲み食いするだけ」と言われてしまう法事ですが、そもそもどうしてそんなに疲れるのでしょうか?
法事に行くと疲れる理由
法事に行くと確実に疲れて帰宅るすのですが、ではどうして疲れてしまうのでしょう?
- 親戚に会って聞きたくない話を聞くことで精神的に疲れる
- 遠方まで車なり電車なりで移動することで疲れる
- 飲み食いする事で胃腸が疲れる
- 着慣れない服を着ることで疲れる
- 田舎の家の場合、暑かったり寒かったりして疲れる
- 主婦は帰宅しても夕食の準備等、家事があるので疲れる
法事に行くと疲れる理由を書き出していくと「まぁ…そりゃ疲れるよね」って気持ちになってきますよね。
残念ですが最初に書いた「親戚に会って聞きたくない話を聞くことで精神的に疲れる」と「遠方まで車なり電車なりで移動することで疲れる」については、法事に洩れなく付いてくる前プレ(全員プレゼント)のようなものなので、避ける事は出来ません。
ですが、他の項目ついては、ちょっとの工夫で多少緩和する事が出来るかと思います。
法事の胃腸疲れ対策
法事の席では、お坊さんのお経が終わったあとに会食があるかと思います。

法事の会食での胃腸疲れ
- 食べ慣れないお料理が出てくる
- 美味しいけど量が多過ぎる
- お酒をガンガン進められて飲み過ぎる
「場の雰囲気を壊さないように」と思うと、どうしても暴飲暴食をせざるを得ない事になりがちです。

忘年会対策と同じと言えばそうなのですが、事前にアルコール対策と胃腸対策をしておくだけで、終わった時のダメージが随分違ってきます。
個人的に「このドリンク(薬)がオススメです」と言うものはありませんが、自分が普段から飲んでいるものや「これ、良さそう」と言うものをドーピングしてみてください。
着慣れない服で疲れる
法事の時の服装ですが、流石にお葬式や四十九日あたりだと完璧な喪服が求められますが、それ以外の場面ではそこまで厳密なスタイルは求められませんよね。
着慣れない服で疲れる例
- 普段はパンツスタイル派なのに法事の時はスカートをはく
- 普段はゆるっとした服しか着ないのに法事の時はキッチリとした物を着る

普段からパンツスタイルの方は、パンツスタイルの喪服を。
普段からゆったりした服を着ている方はゆったりしたシルエットの喪服を。
「お洒落は痩せ我慢」と言う言葉がありますが、法事は気合を入れてお洒落をしていく場ではありません。
自分がしんどくならない程度の喪服を着て行く事をオススメします。
「体型変わっちゃったけど、喪服なんて滅多に着ないから新しいの買うのは勿体無いんだよね」と言う気持ちは分かりますが、50代を過ぎるとも服を着る機会が増えてきます。
キツ過ぎる喪服を着るよりも、法事の機に喪服のサイズを見直してみることをオススメします。
暑さ寒さ対策
都会の快適な場所での法事の場合、関係の無い話かも知りませんが、田舎の家って暑さ寒さが厳しかったりしますよね。
夏の法事の場合は暑さよりも冷房対策の方が必要になる事もあるかと思います。

法事の寒さ・暑さ対策
- 寒さ対策に使い捨てカイロを貼りまくっていく
- 寒さ対策に膝掛け・靴下を持参する
- 冷感タイプの喪服を着る
- 冷房対策に上から羽織る物を持っていく
自分の健康は自分で守るしかありません。寒さや暑さは我慢せず、自力でどうにか出来ることは対策グッズをお忘れなく。
主婦は帰宅しても夕食の準備があるので疲れる

これは法事に限った事ではありませんが、男性の場合「あ~くたびれた~」と帰宅すればゴロリと横になる事が出来る訳ですが、主婦の場合は「洗濯物を取り込まないと」とか「夕食の準備が」と言った家事から逃れる事が出来ません。
究極的な対策としては「法事の日は外食する」のが最強の対処法です。
……そうは言っても「法事で疲れてるから外食するより家でゆっくり食べたい派」もおられるかと思います。

法事の前日に作り置きしておくもの
- おでん
- ハヤシライス
- カレー


- 冷凍のパスタやチャーハンと言ったすぐ食べられるもの
- 冷凍のおかずプレート
- ポテトサラダやマカロニサラダのパウチパック
世の中には便利な物がいっぱいありますから、全力で活用することをオススメします。
ポイントは「法事の帰りにスーパーに寄って買う」のではなく「前日までに買い置きしておくこと」です。
法事の当日は出来るだけ、法事以外の用事は排除していきましょう。
自分へのご褒美
結局のところ法事は何をしたって疲れます。法事疲れを和らげる事は出来ますが、法事疲れから逃れる事は不可能です。

法事の前日までに「自分へのご褒美」を用意してください。
自分へのご褒美
- ちょっとだけ贅沢な入浴剤を買っておく
- ちょっとだけ贅沢なスイーツを買っておく(ハーゲンダッツとか)
- ちょっとだけ贅沢なお酒を買っておく(第3じゃなくて本物ビールとか)
- 良い香りのフェイスマスクを買ってお肌のお手入れ
自分の好きな物を何か1つでも用意して、疲れた自分を労ってください。
前日までの準備が全てです

法事の前日までにやっておきたいこと
- 法事に着ていく快適な服の用意
- 暑さ・寒さ対策
- 胃腸疲れ対策(薬でドーピング)
- 夕食の作り置きと買い置き
- 自分へのご褒美の用意
結局のところ、前日にこれだけの準備をしなきゃいけないんですよね。
準備だけで疲れちゃいそうな気がしますが、何も準備をせずに法事に挑むのと、準備をして挑むのとでは疲れ方が全然違ってきます。
「面倒臭いな~」と思っちゃうかも知れませんが、一度騙されたと思って準備してみてください。全部は無理なら1つだけでも是非。
