中高年の方の場合、既婚・未婚。子どもの有無でそれぞれ生活状況が変わってきますよね。
私は既に子育てを終わりつつある50代ですが、これからお子さんが大学受験に挑まれる方も多いかと思います。

インターネットで検索すると、大学進学費用の概算を解説しているサイトは山程出てくるかと思います。
ザックリした金額ついては専門的に解説しているサイトをご覧になって戴きたいのですが、今日はそう言ったサイトには書かれていない事について少し書かせて戴きます。

大学受験にかかる費用

入試方式
金額のめやす
センター試験
3教科以上 18,000円
2教科以下 12,000円
※成績通知を希望する場合は、プラス800円国公立大・2次試験(平均) 1校につき 17,000円 私立大・一般入試(平均) 1校につき 約35,000円
※歯学系・医学系では40,000円~60,000円かかる場合も
- 平成29年度入試現在。
- このほか、私立大の場合、願書を購入する費用として1校あたり1000円前後かかる場合が多いようです。
- センター試験の願書・国公立大の願書は基本的には無料です。
地元国立1校、遠方私立3校、地元私立1校を受けた場合
願書代(私立大) 1,000円×4校= 4,000円 センター試験検定料 18,000円×1回= 18,000円 受験料(国立大) 17,000円×1校= 17,000円 受験料(私立大) 35,000円×4校= 140,000円 交通費(遠方に往復) 30,000円×3回= 90,000円 宿泊費 8,000円×3回= 24,000円 合計 293,000円 ベネッセ マナビジョン より引用

私も子どもが実際に受験するまでは、受験系のサイトを読み漁って「50万円ほどあればどうにかなるかな…」と思っていました。
高校の三者面談で担任の先生から言われたこと
大学受験については子育ての先輩達に話を聞いたりしていたので「とりあえず受験するまでに100万円は用意してきなさいよ」と言われていました。
ですが三者面談に言って担任の先生から衝撃的な言葉を聞いてしまったのです。
担任
入学金と授業料以外に100万円用意しておいてください
一瞬、自分の耳を疑ってしまいました。
は入学金と受験料、前期の授業料で100万円だとばかり思っていたので「入学金と授業料以外に100万円」と言うのは想定外のことでした。
受験だけで100万円が必要になるとは限りませんが…

上の表でも書いていますが、私大の受験料は1校3万5000円前後と言うことですが、実際にはもっと高額になるケースがあるのです。

最近は受験の申込と言ってもインターネットからが主流になっています。
例えばA大学の法学部を受験を申込むとします。
申込みフォームに受験学部を入力すると「この学部もついでに受けてみませんか?」的な項目が出てくるんです。
メモ
アマゾンや楽天で買い物をして「合わせていかがですか?」とか「この商品を買った方はこれも買っています」と出るような感覚です。
受験に落ちた場合の滑り止めとして「この学部も嫌じゃないから受けとくか…」みたいなノリで、いくつか学部を書いてしまうと1回の受験料は3万5000円では済まなくなってしまいます。

入学金は手付金と同じ
多くのお子さんは複数の大学を受験することになるかと思います。
メモ
本命が国公立の場合、先に私立を滑り止めとしてしていくつか受験するかと思います。そうなってくると滑り止めの大学に合格した時点で入学金を支払う必要があるのですが、本命に合格しても入学金は戻ってきません。
ちなみに入学金は25万円前後。
受験の日程の兼ね合いで「滑り止め2→滑り止め1→本命」と受験した場合、滑り止めに2校合格して2校とも入学金を払うと、それだけで50万円が飛んでいくことになります。
出来るだけお金がかからない方法もあります
受験だけで100万円用意してください…と書いてみたものの、出来るだけお金をかけずに受験する方法もあります。
メモ
- 国公立1校、滑り止め私立1校に絞って受験する
- 希望する大学の推薦枠に入る
- 返済不要の奨学金を利用する

実際、娘の周囲を見ても「推薦枠に入って受験終了」とか「私立1校だけ受けたら入学金免除枠に入ったのでそのまま入学」とか「返済不要の奨学金で大学に行った」なんてお子さんも沢山いました。
ハッキリ申し上げます。
「ものすごく頭が悪いってほどでもないけど、微妙に賢い」ってタイプのお子さんは大学受験の費用をガッツリ用意してください。
少子化の流れもあって大学は生き残りをかけて必死で運営しています。
メモ
- 学生の囲い込みをしたい大学が多いため受験の選択肢は私達の頃よりも段違いに増えています。
- 受験生にとってありがたい事ですが、その分だけお金がかかると思ってください。

娘の場合、受験だけで100万円はかかりませんでしたが、受験にかかった費用は25万円どころではありませんでした。

子どもの学費って親にとって頭の痛い問題です。
親心としては出来るだけ子どもの希望を叶えてやりたいところですが、無い袖は振れませんよね。
インターネットで公開されている資金計画はあくまでもモデルケースだと考えてください。
教育費だの、老後の資金だのとお金の問題は頭の痛いところですが、お互い頑張っていきましょう!
私のようにその場になってビックリしないように、覚悟だけでもしておいてくださいね。
お金の話
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